FIP治療開始!! その2
猫叔父とスーザンはFIP治療(=ムティアンというお薬を84日間毎日注射する)を開始しました。猫叔父は、これまで自分にも他人にもペットにも注射をしたことはありません(普通ないと思います)。したがって、初めの3回は獣医さんに診てもらいながら実施し、以降は自宅で行いました。
具体的な方法は、「スーザンの体の適当な部位の皮を引っ張り上げ、そこに注射を打つ」です。注射は、スーザンの姿勢に対して極力平行に打たなければいけません。何故なら、注射針が骨や重要な臓器に当たるかもしれないからです。これが結構難しい。。。素早くしないとスーザンがかわいそうだけど、焦ると注射針がスーザンの皮を貫通し、高額治療薬ムティアンがスーザンの体外に流れ出るという悲惨な結果になるわけです。この場合、始めから注射し直すので、スーザンは怒って暴れるわ、ムティアンが無駄になるわで踏んだり蹴ったりです。
「ごめんスーザン、そんなに怒るなよ。猫叔父も涙が溢れてきそうだ。」
こんなこと思いながら、注射の後は「CIAOちゅ~る」(スーザンが好きな液状のオヤツ)と猫叔父による抱っこでフォローします。スーザンは、「CIAOちゅ~る」は好きだが猫叔父の抱っこはそれほど好きではないらしく、始終猫叔父に背中を向けつつ、「早く降ろせ」と言わんばかりにバタバタと暴れ始めます。
切ない。。。ま、仕方ないか。猫叔父は毎日お前の背中にブスブス針刺してんだもんな。
(腹水の貯水量がピークの頃のスーザン)