FIP治療開始!! その4

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これまで注射のことばかり書いてましたが、実はスーザンのお腹には寄生虫もいたので、ムティアン注射と並行して寄生虫の治療も行っていました。今回からしばらくはこのことを書きます。

スーザンが初めて獣医さんに診察してもらったときのことです。

獣医さんから「猫伝染性腹膜炎(FIP)かもしれない」という説明を受けたとき、あまりの衝撃にうなだれていた猫叔父をよそに、スーザンの様子がどうもおかしい。。いつも大人しくおしとやかにしているのに、急ににゃーにゃー騒ぎはじめ、抱っこしていた猫叔父の手から「降ろせ」と言わんばかりにジタバタし始めました。

フッと見えたスーザンのお尻の穴がヒクヒクしていたので、『そういえば、スーザンの今日のお通じがまだだったんじゃないか?』ということに気づいて猫叔父が顔を真っ青にさせた途端、「ブッン」という轟音と共に、スーザンが下痢便を爆発させました。

診察室の床と共に、猫叔父のコートは下痢便まみれになりました。

優しい獣医さんは「気にしなくていいですよ。ついでに便も検査してみましょうね。」と言ってくれたので、下痢便まみれのまま待つこと10分少々、元気に動き回る寄生虫が診察室のモニターに映し出されました。そういえば、この頃のスーザンは、多い日は一日に4~5回、とても緩くて臭い便をしていました。その臭いたるや、夜中でも臭いでうなされ、目を覚ますくらい強烈。

このころの猫叔父は、夢の中でも便の処理をするくらい追い詰められていて、大好きだったインドカレーを食べることが出来なくなっていました(これは嘘ではありません)。

スーザンは、この日もろもろの検査を受けましたが、いくつかの数値が異常値になっていたので、確定診断をもらった寄生虫治療だけ先に始めることになりました(ちなみに、この日はFIPの確定診断には至っていません。確定診断は、後日PCR検査の結果を受けてのものです。)。今思えば、この頃のスーザンは虫の息だったかもしれません。猫叔父は、それに気づかずスーザンにダイエットを強制しようとしていました。。。ごめんな、スーザン。でも、こんな状態でも食欲が全く衰えなかったお前の食い意地は大したもんだ。

(次回に続く)

           (FIPに加え、寄生虫にも侵されていた頃のスーザン)